

高層マンションが建ち並ぶ六甲アイランド。田村さん一家は、この町でマンションを住み換えました。それまで住んでいたマンションの上階の、より広い部屋を購入したのです。引越しにあたり、リビングを広げ、内装を自然素材に替えるリフォームをしました。
ビニールクロスの壁は、漆喰塗りや、板や和紙張りに。アクリル製のカーペットや塩ビシートの床材は、ホルムアルデヒドを吸着するウールのカーペットや無垢板、コルクタイルに替えました。
「新築の家に特有の接着剤のにおいがしなくて、空気がまろやかですね。足の裏に変な汗をかくこともなくなりました」と、ご家族みんなの感想です。ちょっと立ち寄っただけなのに、「ゆっくりしていられるわ」と、2時間も帰らなかった人もいるそうです。
また、夫妻は2人とも昔ながらの無農薬の野菜を食べて育ちました。そんな夫妻にとって、従来のマンションは健康的とはいいがたい住環境です。「六甲アイランドに住み始めて15年目になりますが、新しいマンションは呼吸器によくないようです。住み始めた頃は、喘息の子が多くて驚きました。嗅覚が麻痺して匂いを感じない子や大人達もいました」と奥様。「前のマンションは牢屋を高いお金で買ったようなもの。早く改修したかった」と、ご主人もいいます。
8年前、夫妻は自分達でマンションの改修を試みました。壁に漆喰を塗り、和室に無農薬畳を入れたのです。すると、「手を入れた部屋だけ空気が違ったんです」。
今回のリフォームでも、依頼する会社を検討する際にエコやBAOBABの名が挙がりました。安全性が疑われる素材を使っていない同社の事務所や、リフォームで本格的な茶室も設けた山田社長のマンションを訪ね、居心地の良さも体験しました。
ですが即断はせず、「イメージを膨らませるために、もう2社に相談してみたんです」と、ご主人。1社はモダンなデザインを得意としていましたが、石油製品を多用しているせいか、落ち着ける空間ではありませんでした。もう1社は、見積り金額がエコやBAOBABの半額ほど。しかし、「『やってみなければ、いくらになるかわからない』といわれました。最初は安くても、後から追加で金額が上がっていきそうで安心できませんでした」。
使用する材料の由来が明らかで、見積り金額も透明なところがいいと、結局、二人が選んだのはエコやBAOBABでした。
一家は、工事費を抑えるために、できるところは自分達で壁塗りをしました。和室と、お子さん2人の部屋、そして納戸です。工事中のぞきに来た近所の奥さんも手伝ってくれました。遠くから遊びに来た親戚も、どこにも行かずに手伝って帰ったそうです。なかなかの重労働だったようですが、「楽しかった!」と、一家は声をそろえます。お子さん達は自分の部屋の壁が自慢のようで、自室を誇らしげに見せてくれました。
一家がリフォーム後のマンションに暮らしてまだ1ヶ月ですが、うれしい変化を感じています。「所作が丁寧になるねと、娘と話しています。手を洗うにしても、和紙の壁に跳ね返さないように気を使っています。環境によって、人は雑にも丁寧にもなるんですね」と、奥様はいいます。
ご主人は、リフォームの体験をこんなふうに振り返ります。
「私たちは、お金を出せばそれなりのものが得られるだろうと思いがちです。でも、それは疑う感覚が麻痺していることだと考えるようになりました。体に悪いものを使わないというエコやBAOBABさんの信念は勉強になります」

